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●通り魔
通り魔とは、通りすがりにその場にいる人に危害を加える人を言います。
通り魔事件は、かなり頻繁に起きているので、皆さんも一つや二つは記憶に残っているものがあるのではないでしょうか? 最近(2009年1月現在)では、2008年6月に起こった「秋葉原通り魔事件」が、社会に大きな衝撃を与えた通り魔事件として記憶に新しいところです。
通り魔の特徴としては、「危害を加える相手は誰でもいい」という姿勢が挙げられます。先に挙げた秋葉原通り魔事件のように一度に複数の人を殺傷する例もあれば、逮捕されるまで何度も人を傷つけるという例もあります。
通り魔はいつあなたの前に現れるかわかりません。すべての人を疑ってかかれとは言いませんが、日ごろから防犯意識を忘れないことは大切です。
●通り魔の標的
通り魔の標的になるのは、通り魔とは何の関係もない人たちです。しかし通り魔が本当に無差別にその場の人たちに危害を加えているかというと、一概にそうとも言い切れません。
たとえば平成20年1月に東急池上線・戸越銀座駅付近で発生した通り魔事件においては、切り付けられた5人のうち4人までが女性で、唯一の男性も60過ぎの人でした。またケガはなかったものの、車椅子の高齢女性も執拗に追い回されています。後に少年も「弱い女性や高齢者を狙った」と認めました。
通り魔に関する報道では、よく「誰でもよかった」という犯人の陳述が出てきますが、この例のように、実際はそうではありません。ちょっと考えてみてください。通り魔がわざわざ体格の良い男性を選んで襲い掛かるでしょうか。そういう例は本当にわずかで、一般的に通り魔が好んで狙うのは、その場にいる弱者なのです。
高齢者・女性・子供・身体障害者といった人は、「自分は通り魔に狙われやすい」と心得て行動すべきでしょう。
●通り魔事件の動機
通り魔事件は、犯人が自分とは何の関わりもない人を狙うものです。よって通り魔事件の動機は、被害者個人への恨みや憎しみというものではありません。
通り魔事件の動機としては、過去の事例から、例として以下のようなものが挙げられます。
・何もかもがイヤになった
・人をたくさん殺して死刑になりたい
・注目を浴びたい
・人を殺してみたい
・親に振り向いてほしい
通り魔事件の動機、どれも犯人のエゴでしかなく、何の落度もないのに殺されたり傷つけられたりする側にしてみれば、理不尽このうえなく、本当にたまったものではありません。
とはいえ、こうした通り魔事件の動機を見ていく過程では、その責任が犯人個人だけではなく、犯人を取り巻く社会的状況にまで求められるような事例も少なくありません。2008年6月の「秋葉原通り魔事件」においても、通り魔事件の動機に潜む、こうした側面がマスコミや有識者などによって大きく取り上げられました。
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